きもの(着物)の着付け教室の「尚美流」

長野南支部 木曽学園 学園長　古賀　佐代子
　この度は、思いがけず素晴らしい賞を頂きありがとうございました。そして入賞された皆さま、おめでとうございます。
　今年は､南木曽町の土石流　御嶽山の噴火と心が痛む災害､風評被害と気分が沈む年でした。それぞれが辛い思いを胸にしまいお稽古に通われている姿を見ながら私も素直に初心に返り『花嫁』の課題に向き合おうと思いました｡
　今年の課題…目が覚めるような朱色の引き振袖、この衣裳がぴったり似合うモデルさんとの出会い、絶対に素敵にしよう！と強い思いが湧きました。朱の色が私の練習を楽しいものに導き、花嫁作りはこの気持ちが大切だと再認識してループの取り方、メイクと練習し忙しい支部長に夜遅く見て頂き、悩んでいる私を褒めて伸ばしてくれた事、それが一番の私の励みでした。モデルをしてくれた高校生のさつきさんを快く出してくださったご両親に心から感謝申し上げます。
　大津プリンスの窓辺に炸裂した冬の花火が忘れられない大会となりました｡

長野南支部 正講師　小松　あゆみ
　私にはずっと先の、いつか優勝できたらな…という部門でした。その優勝旗の重みに体が震えましたが、舞台の上から支部長の顔が見えた時、本当に嬉しく頑張ってよかったと思えました。今年の長野は災害が続き、中でも御嶽山の噴火の後は地元王滝村は激動の日々でした。
　噴火のニュースを見てすぐに支部長はじめ講師の先生方が心配して連絡をくださり、本当にありがたく長野南支部の絆の強さを改めて思いました。あまりに悲惨な事が起きてしまい、心が痛み、練習していても気持ちが落ち着かず集中できない日々でしたが、練習が長引いてもいつも快く付き合ってくれたモデルのいずみちゃんの笑顔に助けられ、頑張る気持ちを取り戻す事が出来ました。災害対応に追われ大変な時も練習行っていいよと応援してくれた主人にも本当に感謝です。支部長、仲間の講師の先生方にも感謝の気持ちでいっぱいです｡これからも初心不忘の気持ちを大切に精進してまいります｡

広島中央支部 正講師　築山　陽子
　念願の優勝旗はずっしりとして、歴史の重みを感じました。
　ありがたいことに私は全国の先生方のモデルをさせていただき、その一つ一つが私の力になっています。全国の先生方、本当にありがとうございます｡
　そして何より、二十八年前竹田支部長の「三年がんばろう」の思いがなければ今の私はありませんでした。
　本当にありがとうございます。
　これからも、竹田支部長のような深い愛と尚美の心を伝え続けていきます｡
　これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

長野南支部 正講師　小林　美雪
　思えば十六年前、初めて出場した夏の大会で、着せ付けの優勝者展示を見て、あまりの美しさに鳥肌がたったことを覚えています。
　憧れて始めた着せ付けでしたが、少しでもあの姿に近づくことができているとすれば、とてもうれしい限りです。
　そしてこの優勝は、毎週優しく厳しくご指導くださった古賀支部長をはじめその背中を追いかけたいと思わせてくださる佐代子先生と先輩の先生方、楽しくて優しい支部の仲間たちのお陰だと思っています。それからいつも心から応援してくれる家族、何より毎週一日がかりで練習に付き合ってくれた妹に感謝です。
　本当にありがとうございました。これからも一歩でも前に進んでいく所存です。

和歌山中央支部 正講師　上野山　敦子
　今年から新部門として始まった「着せ付け訪問着之部」で、まさか自分が優勝できるとは思っていなかったので、名前を呼ばれた時は驚きました。記念すべき第一回目に名前を刻めたことに本当に感無量です。
　訪問着之部に出場を決めたのは申込締切の二日前。目隠し着付けに出場する大橋理加さんに、同日の訪問着のモデルをお願いするのは負担が掛かると思い、二日目の留袖之部だけに出場予定でしたが、快くモデルを引き受けてくれたお陰で挑戦する事ができました。
　今回お互いに忙しく、納会まで残り三週間、ほんの数回という限られた特訓の中、基本の技術を再度確認し、コーディネイトにも悩みました。本番では阿吽の呼吸で舞台に立ってくれた理加さん、本当にありがとう。また共に出場種目すべて上位入賞できた事が何より嬉しいです。頑張ってと送り出してくださった楠木支部長に良い報告ができました。そして、いつも温かく応援してくれる家族に感謝です。