着付け教室「尚美流」トップページ > 選手権大会 > 第40回 尚美流 全日本プロきもの選手権大会 (コメント)

優勝者のコメント

  第40回 尚美流 全日本プロきもの選手権大会

≪花嫁之部≫

名古屋中央支部 支部長 塚本 久美子
 モデルの瑠璃ちゃん。五月にお兄様の結婚式でお着付けをしたとき彼女の極上の笑顔に惹かれ、白無垢のモデルにとお父様に直談判、了解を得ました。彼女の手は打掛の重さに耐えられるかと心配するほど小さく、練習の翌日は筋肉痛だったとか! 当日、彼女には本番のつもりでいきますと声をかけました。途中、手の冷えを温めながら紐、伊達巻にも細心の注意で締めました。出来上がりに近い頃、「ママ、鼻水が…」とか細い声…。涙をこらえて鼻水となったようでした。本当に愛おしく可愛い花嫁さん。しっかりとお支度しなければ!と気持ちが引き締まりました。
 尚美流に出会って三十九年。たくさんの出会い、別れがありました。楽しい時、つらい時こそ着付けに没頭、「継続は力なり!」その言葉を信じて進んできました。ずっと支えてくれる家族、教室の皆、協会の先生、全ての方に感謝しています。 ありがとうございました。

花嫁之部

塚本 久美子 支部長

≪着せ付け振袖相生結び之部≫

岐阜土岐学園 学園長 加藤 いづみ
 洋髪の花嫁、振袖相生結びは課題が山積みでした。黒地の可愛い花柄の振袖にオレンジと金のゴージャスな帯。でもとても可愛らしいモデルさんに悩みました。まず半衿の刺繍の色合い、小物の色を決め、何度も合わせては縫い直し、帯のボリュームに合わせてヘアスタイルと飾りの位置を実際に結ってメイクをし、着付けて写真や動画でバランスを確認しました。当日直前にやっとイメージしていた可愛らしさの中に凛とした素敵な花嫁さんができ上がりました。モデルの里菜ちゃん、今回もお母さん共々協力いただきました。ありがとうね。毎日くたくたで寝てしまおうかなって思う時ばかりでした。でも技術は裏切らない。努力すれば願いは叶う。
 優勝、本当に嬉しいです。これからも大好きなこの美容の道に努力を惜しまず研究し、学び、形にしていきたいと思います。皆さま本当にありがとうございました。

着せ付け振袖相生結び之部

加藤 いづみ 学園長

≪着せ付け振袖後見結び之部≫

長野南支部 正講師 山田 みすず
 何年も後見結び之部に取り組んできましたが、年を追うごとに帯結びの形が分からなくなり、私にとって辛い帯結びでした。心機一転、初心に戻ろうと、帯をお直しに出して臨んだ今年の納会。仕事が忙しくて着付けの練習は短期集中で踏ん張ろうと決めたことが良い結果に繋がったのか、辛かった帯結びが次第に楽しいものに変わっていきました。モデルのしらべちゃんには仕事の後に支部長宅での練習に来てもらって感謝・感謝。私の目の前で黙々と目隠し練習をしていた佐代子先生と優勝者席に一緒に座ることができたことで、喜び倍増となりました。
 これからも幾つもの壁にぶつかると思いますが支部長や佐代子先生、共に頑張る仲間や家族への感謝と初心不忘の精神を忘れず精進してまいります。ありがとうございました。

	着せ付け振袖後見結び之部

山田 みすず 正講師

≪着せ付け振袖ふくら雀之部≫

名古屋中央支部 正講師 塚本 怜奈
 この度は素晴らしい賞をありがとうございました。まだ実感が湧かず、夢のようです。今回、改めて所作を見直し、基礎をしっかりと身に付けることを大切に練習に挑みました。仕上がりをイメージしながら着せ付けても、毎回表情の変わる帯。不安定な技術に焦る気持ちが加わって未熟さが露呈されるちぐはぐな仕上がり。回数を重ねる度に自暴自棄になる私を見て、家族が「大丈夫、ちゃんとできるよ」と繰り返し励ましてくれました。落ち着いて周りを見渡せば、母が見立ててくれた振袖や帯は優しく輝いていて、きものを着る、着せることのできる幸せをじーんと感じました。
 いつも支え、応援してくれる家族、仲間、友人。「ワンチーム」でいただいた賞だと思っています。忙しい中、何度も練習させてくれた真里奈さん、本当にありがとう。これからも、初心不忘 美在心中の教えを心に刻み、精進、挑戦し続けていきます。

	着せ付け振袖ふくら雀之部

塚本 怜奈 正講師

≪着せ付け留袖之部≫

香川中央支部 支部長 永井 祐子
 毎年舞台に上がる、いつも協力して頑張ってくれる講師に後押しされながら、今年も皆で楽しい二日間にしようと参加しました。忙しいのに練習に付き合ってくれる貴ちゃんには入賞もせず申し訳ないと思いつつ、全国大会で貴ちゃんが優勝し、その人をモデルでお祝いするんだからという思いも。訪問着之部は締め切り後に講師にあと押しされての参加で全くの練習不足。留袖も発表が進んでいくにつれて今年も…、と思ったときにゼッケン番号が呼ばれてビックリしました。会長にも審査の先生方にもまだだったの?と驚かれるほど少しずつ一段ずつと思って続けてきました。
 令和元年は全国大会、納会と生徒さん講師さんたちと夢のような年となりました。また来年も浮かれることなく一歩ずつ前に進んでまいります。今後ともご指導のほど、お願い申し上げます。ありがとうございました。

着せ付け留袖之部

永井 祐子 支部長

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